木曽路の宿場町、中山道六十九次37番目、福島宿
中山道六十九次37番目 木曽路 福島宿
木曽福島は木曽谷の中心地として古くから栄えてきた町で関所があった宿場町。
木曽福島の老舗旅館”おん宿 蔦屋(つたや)”は「木曾路はすべて山の中である」の書き出しで知られる島崎藤村の「夜明け前」にも出てくる。
現在も関所跡が残り、町中を散策できる。
木曽福島のお勧めは何と言っても蕎麦。
何年かの間、木曽川の渓流釣りの年券を買って釣りに来たので、くるまや本店、くるまや 国道店、源氏、水車家、とちの屋など木曽福島付近の蕎麦屋は回りました。
一番多く行っているのは長寿蕎麦の「とちの屋」。とちの屋は他の国道沿いの蕎麦屋と違い、福島の町中の木曽合同庁舎の前にあり、地元の人も多く利用する蕎麦屋です。地元の人がお昼に利用することが多いので価格も他の蕎麦屋より安く、蕎麦も美味しいのでお気に入りの蕎麦屋さんです。(最近は高くなってしまいました。)

木曽のそばはほとんど一人前が「せいろ」二枚の盛りが基本。海苔をかけたのが食べたい場合は「ざる」。一度だけ大盛りの三枚を食べたことがあるが量的にはかなり多かった。普通の二枚でも大阪でざるそばを食べる感覚よりかなり多め。
余談ですが、木曽では渓流魚のアマゴのことをタナビラと言いますが、これはおそらく良く肥えて体高のある魚体からそう呼ばれるのだと思いますが、この福島の街中の本流で型の良い幅広のタナビラを何尾も釣ったことがあります。
AIに聞いた福島宿主な見どころ・撮影スポット
1. 上の段(うえのだん)地区の町並み
江戸時代の面影を色濃く残すエリア。格子戸の町家や土蔵造りの建物が軒を連ね、季節ごとに風情が変わるため、四季折々で訪れるのもおすすめです。
▶️ 撮影ポイント:町家の前を歩く着物姿の観光客、朝霧に包まれる町並みなど。
2. 福島関所跡
江戸幕府によって設置された関所の跡地。資料館も併設されており、往時の交通や取締りの様子を学ぶことができます。
▶️ 撮影ポイント:関所門を正面から捉える構図。旅人目線のアングルも◎
3. 高瀬資料館
福島宿の豪商・高瀬家の邸宅を資料館として公開。商人文化や宿場町の暮らしを感じられる貴重なスポットです。
▶️ 撮影ポイント:庭園や帳場(商人の帳簿をつけた部屋)など、細部の意匠に注目。
4. 木曽川沿いの遊歩道
宿場町の裏手には清流・木曽川が流れ、自然と歴史が交わる散策路が整備されています。
▶️ 撮影ポイント:川の流れと町並み、特に朝日や夕暮れ時の光が美しい。
5. 伝統的な町家カフェや土産物店
地元の五平餅やそばなどの郷土料理を味わえる店も多数。古民家を改装したカフェはインスタ映えも抜群。
▶️ 撮影ポイント:外観・内観ともにフォトジェニック。料理やお茶の写真もぜひ。

中山道 福島宿







関連記事
白壁の町 柳井、白壁の町並みと写真映えスポットを巡る
山口県柳井市 白壁の町 柳井約200mの通りに、江戸時代の商家や町家が残り、白壁の町並みがつづく商都として栄えた柳井です。道路面が綺麗に整備されていてどうも造った感が強い。白壁の町というものの壁が白すぎて江戸時代からこんなに白かったのかと疑問に思ってしまう。どうも風情を感じない。柳井市観光協会柳井商工会議所 …
山中渓の町並みと桜風景
紀州漆器の里 黒江の町並み紀州漆器(黒江塗)は和歌山県海南市の北西部、黒江地区を中心に生産されています。紀州漆器は、室町時代に紀州木地師によって、渋地椀が作られたのが始まりだと言われています。シンプルで丈夫、気軽に使え実用的で、江戸時代から庶民の日用品として親しまれて来ました。黒江は日本の漆器、四大産地(会津漆器、 …
秋の近江八幡、八幡堀めぐり、八幡掘の写真
滋賀県近江八幡市の八幡掘の遊覧船から撮影してきました。 以前近江八幡の写真を撮ったのは、初めてデジタルの一眼レフのカメラを買って一か月も経たない時のことでした。画素数も600万画素と少ない頃で、ちょうどその時に何かの写真 […]
近江八幡
近江八幡近江八幡市は、豊臣秀次が城を築いた時に開かれた城下町で゛近江商人発祥の地です。むかしながらの建物が残る新町通り、永原通り、八幡堀沿いの町並み、白雲館。この白雲館は、明治10年に、日牟禮八幡宮の鳥居前に八幡東学校として建設された洋風校舎で、近江商人が子供の教育充実を図るために建設された建物だそうです。 …
郡上八幡─ 水と踊りの城下町の写真撮影
岐阜県の山間にたたずむ「郡上八幡(ぐじょうはちまん)」は、古き良き日本の風景と文化が色濃く残る町。清らかな水と歴史ある町並み、そして夏の風物詩「郡上おどり」で知られ、年間を通じて多くの観光客が訪れます。 ◆ […]
山口県 萩市 萩城下町の情緒ある町並み
山口県萩市萩市は現在は合併して広いが、旧萩市は狭い町だった。しかし、旧萩市内では、吉田松陰、高杉晋作、木戸孝允(桂小五郎)等々「維新の志士」と呼ばれた、明治維新に活躍した歴史上の人物を数多く生み出しています。萩城下町、明倫小学校校舎等、古い町並みが残っています。何年か前の正月、広島県から山口県に旅行しました。 …
和歌山県湯浅町の古い町並み
醬油の発祥の地、和歌山県湯浅町の古い町並み醬油の発祥の地して有名な和歌山県湯浅町の一角に「湯浅伝統的建造物群保存地区」があります。写真愛好家の撮影スポットになると思いますので紹介します。湯浅の醬油は鎌倉時代に紀州由良の興国寺の僧、覚心が中国から径山寺味噌の製法を持ち帰り金山寺味噌が出来た。 …
河原町妻入商家群で写真撮影 兵庫県丹波篠山市
古い町並み 河原町妻入商家群丹波篠山市の篠山城跡から300メートルぐらい歩いた河原町というところにある古い町並みです。それほど多くはないですが古い雰囲気の建物がポツポツあるという感じのスポットです。それなりに写真の被写体にはなりますが、それほどお勧めするようなところでも無いですね。 …
木曽路の宿場町、中山道 須原宿
中山道六十九次39番目 木曽路 須原宿須原宿は長野県木曽郡大桑村。宿場の延長は4町35間(450メートルぐらい)。問屋二軒・本陣一軒・脇本陣一軒・旅籠三十五軒で当時としては平均的な宿場らしい。旅籠35軒って結構あるもんです。現在は妻籠や奈良井のような宿場町の雰囲気は殆どありません。脇本陣跡が西尾酒造という造り酒屋さん。 ..
早朝のおはらい町、おかげ横丁の写真
おはらい町、おかげ横丁の早朝の写真です。 三重県伊勢市、伊勢神宮・内宮のすぐそばにある「おはらい町」と「おかげ横丁」は、江戸から明治時代の風情が色濃く残る、情緒あふれる町並みです。石畳の道沿いに、伊勢名物の赤福や伊勢うど […]