山の雄大さと迫力を写したい。御嶽山と乗鞍岳の撮影
御嶽山と乗鞍岳を撮ってみました。
私は山登りはしないので下から眺めるだけですが、それでも御嶽山や乗鞍岳、北アルプスの山々を肉眼で見ると迫力あります。その迫力を写真に撮りたいと思うのですが、撮った写真を見ると迫力が感じられません。
それを少しでも写真で迫力出せないかと色々な構図で撮って見ました。
上下の構図、左右の構図、前に行ったり下がったり、前景を入れたり外したり。
前景を入れる場合も前景が少なすぎると効果がありませんね。バランスが難しいです。
現像時の色合いや明るさなどの加減が難しいです。その時はこれぐらいかと思っても、翌日見るとイマイチだったりで。PLフィルターつけていてもかすんだ色になるし、広角だとグラデーションになったり。ライトルーム クラシックの「かすみの除去」がなかったら眠い写真ばかりになると思います。
溶岩流展望所からの写真も肉眼で見ると御嶽山まで溝のようになった山々が迫力あるのですが、なかなかそれを表すことができません。
この時は雲があったので空の広さが感じやすいと思いますが、これが快晴だったら余計に臨場感ないかもしれません。
撮影は鈴蘭高原から日和田高原までの間です。
AIに聞いた山の雄大さや迫力、臨場感を出すコツとレタッチのコツ
山の雄大さ・迫力・臨場感を伝える写真を撮るためには、撮影時の工夫とレタッチでの演出の両方が重要です。以下にそれぞれのコツを詳しくまとめました。
📷 撮影時のコツ(雄大さ・迫力・臨場感)
1. スケール感を出す構図
- 前景を活かす:手前に木、岩、人、テントなどを配置して奥行きを演出。
- 人物や動物を入れる:山の大きさを際立たせる。
- ハイアングル・ローアングル:山を見上げるアングルで迫力、俯瞰で広大さを。
2. 広角レンズを活用
- 16〜24mmの超広角で撮るとスケール感が大きく伝わります。
- パース効果(遠近感)が出るので、手前から山頂までの立体感が強調されます。
3. 空と天候を味方にする
- 朝焼け・夕焼け・逆光でドラマチックに。
- 雲海・霧・雷・嵐前後などの一瞬を狙うと臨場感アップ。
- 風や光の動きがある瞬間を長秒露光で捉えるのも◎。
4. 奥行きと層を意識
- 複数の山稜や尾根を層状に写すと立体感が増します。
- 望遠レンズ(70mm〜200mm)で圧縮効果を使って、重なる山の層を撮るのも良い。
🎨 レタッチのコツ(Lightroom・Photoshopなど)
1. コントラスト・明瞭度・テクスチャ
- コントラストをやや強めに(中間調中心に)。
- 明瞭度(Clarity)とテクスチャで山肌の質感を強調。
- ただし、やりすぎるとノイズっぽくなるので注意。
2. 空の色と光のバランス
- グラデーションフィルターで空と山を分けて補正。
- 青空の彩度と深みを少し加えると山が引き立ちます。
- ホワイトバランス調整で冷たい山・暖かい光の対比を作るとドラマ性UP。
3. ディヘイズ(かすみ除去)
- 奥行きを強調しつつ、霧や靄の雰囲気を微調整できる強力なツール。
- 重ねがちな山の距離感を調整するのに最適。
4. 選択補正やマスク
- 山の影部分だけを明るく補正(ディテール復元)。
- ハイライトを抑えて空のディテールを残す。
- 一部だけに彩度・明瞭度を加えることで視線誘導も可能。
5. 色味の演出(カラーグレーディング)
- **シャドウに寒色系(青・紫)、ハイライトに暖色(オレンジ・黄)**を加えると奥行きと温度差が演出できます。
- 夕焼けや朝焼けの光を盛りたいときにも効果的。
✅ 仕上げのポイント
- 山の存在を主役にするため、他の要素はシンプルに。
- 視線が山へと導かれるようにレタッチする:周囲の明るさや彩度を少し落とす「ビネット」効果なども有効。
- 現実以上の感動を「嘘にならない範囲」で演出することが、良い山写真の鍵です。










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