山の雄大さと迫力を写したい。御嶽山と乗鞍岳の撮影 - 紀伊半島のドライブと写真

山の雄大さと迫力を写したい。御嶽山と乗鞍岳の撮影

2020年5月7日 【岐阜県,自然,長野県 更新日:2025年5月16日

御嶽山と乗鞍岳を撮ってみました。

私は山登りはしないので下から眺めるだけですが、それでも御嶽山や乗鞍岳、北アルプスの山々を肉眼で見ると迫力あります。その迫力を写真に撮りたいと思うのですが、撮った写真を見ると迫力が感じられません。

それを少しでも写真で迫力出せないかと色々な構図で撮って見ました。
上下の構図、左右の構図、前に行ったり下がったり、前景を入れたり外したり。

前景を入れる場合も前景が少なすぎると効果がありませんね。バランスが難しいです。

現像時の色合いや明るさなどの加減が難しいです。その時はこれぐらいかと思っても、翌日見るとイマイチだったりで。PLフィルターつけていてもかすんだ色になるし、広角だとグラデーションになったり。ライトルーム クラシックの「かすみの除去」がなかったら眠い写真ばかりになると思います。

 溶岩流展望所からの写真も肉眼で見ると御嶽山まで溝のようになった山々が迫力あるのですが、なかなかそれを表すことができません。

この時は雲があったので空の広さが感じやすいと思いますが、これが快晴だったら余計に臨場感ないかもしれません。

撮影は鈴蘭高原から日和田高原までの間です。

AIに聞いた山の雄大さや迫力、臨場感を出すコツとレタッチのコツ

山の雄大さ・迫力・臨場感を伝える写真を撮るためには、撮影時の工夫レタッチでの演出の両方が重要です。以下にそれぞれのコツを詳しくまとめました。


📷 撮影時のコツ(雄大さ・迫力・臨場感)

1. スケール感を出す構図

  • 前景を活かす:手前に木、岩、人、テントなどを配置して奥行きを演出。
  • 人物や動物を入れる:山の大きさを際立たせる。
  • ハイアングル・ローアングル:山を見上げるアングルで迫力、俯瞰で広大さを。

2. 広角レンズを活用

  • 16〜24mmの超広角で撮るとスケール感が大きく伝わります。
  • パース効果(遠近感)が出るので、手前から山頂までの立体感が強調されます。

3. 空と天候を味方にする

  • 朝焼け・夕焼け・逆光でドラマチックに。
  • 雲海・霧・雷・嵐前後などの一瞬を狙うと臨場感アップ。
  • 風や光の動きがある瞬間を長秒露光で捉えるのも◎。

4. 奥行きと層を意識

  • 複数の山稜や尾根を層状に写すと立体感が増します。
  • 望遠レンズ(70mm〜200mm)で圧縮効果を使って、重なる山の層を撮るのも良い。

🎨 レタッチのコツ(Lightroom・Photoshopなど)

1. コントラスト・明瞭度・テクスチャ

  • コントラストをやや強めに(中間調中心に)。
  • 明瞭度(Clarity)とテクスチャで山肌の質感を強調。
  • ただし、やりすぎるとノイズっぽくなるので注意。

2. 空の色と光のバランス

  • グラデーションフィルターで空と山を分けて補正。
  • 青空の彩度と深みを少し加えると山が引き立ちます。
  • ホワイトバランス調整で冷たい山・暖かい光の対比を作るとドラマ性UP。

3. ディヘイズ(かすみ除去)

  • 奥行きを強調しつつ、霧や靄の雰囲気を微調整できる強力なツール。
  • 重ねがちな山の距離感を調整するのに最適。

4. 選択補正やマスク

  • 山の影部分だけを明るく補正(ディテール復元)。
  • ハイライトを抑えて空のディテールを残す。
  • 一部だけに彩度・明瞭度を加えることで視線誘導も可能。

5. 色味の演出(カラーグレーディング)

  • **シャドウに寒色系(青・紫)、ハイライトに暖色(オレンジ・黄)**を加えると奥行きと温度差が演出できます。
  • 夕焼けや朝焼けの光を盛りたいときにも効果的。

✅ 仕上げのポイント

  • 山の存在を主役にするため、他の要素はシンプルに
  • 視線が山へと導かれるようにレタッチする:周囲の明るさや彩度を少し落とす「ビネット」効果なども有効。
  • 現実以上の感動を「嘘にならない範囲」で演出することが、良い山写真の鍵です。

 

 

関連記事

飛騨古川ユースホステル

6軒めのユースホステル・飛騨古川ユースホステルユースホステルをいくつか泊まってみて昔のイメージと違って良くなっていたので、このユースホステルも良さそうだなと思って泊まってみたいと思っていた。そろそろ秋の良い季節になったので、紅葉や野鳥を撮影する目的で泊まってみた。紅葉は結局穂高ロープーウェイ付近や安房峠を撮影した。 ..

飛騨高山「桜ゲストハウス」に泊まった時の写真

一昨年に宿泊した飛騨高山の「桜ゲストハウス」に再度宿泊しました。 前回宿泊した時はツインの部屋が取れず仕方なく二段ベッドの部屋にしたが、今回はツインの部屋が取れた。 今回じゃらんで予約したが2名で合計:4,600円(税込 […]

旅人の心に残る町、飛騨古川

5月20日の夜、飛騨高山、御岳方面へ野鳥撮影と渓流釣り、風景写真撮影などの目的で出発。夜に出発して明け方到着の予定。今回の道程は東海北陸自動車道の郡上八幡で降りて国道256号線和良町方面へ進み、濃飛横断自動車道を走って国道41号線で下呂を通って飛騨小坂から鈴蘭高原へ行きまずは野鳥撮影の予定だった。 …

湖畔に咲く一本の桜の大木、荘川桜

荘川桜荘川桜(しょうかわざくら)は、岐阜県の国道156号沿いの御母衣ダム湖畔にある樹齢400年と推定されるアズマヒガン桜の古木です。ダム建設時に湖底に沈む村の桜を移植したようです。御母衣ダムは富山県高岡市に流れる庄川に造られたロックフィル式のダムです。実はこの荘川は私がヤマメを初めて見た河川です。 …

郡上八幡─ 水と踊りの城下町の写真撮影

 岐阜県の山間にたたずむ「郡上八幡(ぐじょうはちまん)」は、古き良き日本の風景と文化が色濃く残る町。清らかな水と歴史ある町並み、そして夏の風物詩「郡上おどり」で知られ、年間を通じて多くの観光客が訪れます。 ◆ […]

秋のひるがの分水嶺公園~御母衣ダム

ひるがの分水嶺(ぶんすいれい)公園大日ヶ岳から流れてきた水はここひるがの高原を分水嶺として太平洋側と日本海側に分かれて流れていきます。この分水嶺公園では一本の川から日本海と太平洋に水が分かれて流れて行く様子を見ることができます。太平洋側は長良川、日本海側は庄川です。秋には紅葉も楽しめ、写真スポットとしてもおすすめです。 …

モネの池 沢山の観光客がくる名もなき池

モネの池 以前板取川沿いに走ってこの国道256号線沿いの公衆トイレに寄った時、結構多くの人が来ていました。何かあるのかとは思ったけどその時はもう時間が無かったので素通りしていた。 今回も同じコースを走っていると案内板を見 […]

奥飛騨温泉郷 冬

奥飛騨温泉郷の冬景色です。新平湯温泉の「甚九郎」と平湯温泉の「ひらゆの森」に泊まった時のもので、それぞれ違う時に行ったものですが、奥飛騨の冬の写真としてまとめました。新平湯温泉「甚九郎」平湯温泉「ひらゆの森」甚九郎に泊まったのは大晦日と元旦だったのですが、年に一度あるかないかの大雪だったそうです。 …

木曽路ふるさとユースホステル

5軒目のユースホステル・木曽路ふるさとユースホステルユースホステル5軒目の利用です。木曽路ふるさとユースホステル、R19から馬籠宿へ行く途中にあります。こちらも昔のイメージとは違う綺麗なユースホステルです。この日の夕食は鶏肉をクリームで煮込んだものでした。ベランダを覗くと雉のメスが歩いていました。〒508- …

白樺の日和田高原の写真、日和田高原キャンプ場

日和田高原は岐阜県高山市高根町日和田~留之原辺りに広がる高原で、1400mぐらいの標高があります。飛騨高山から国道361号線で道なりに進みます。最近新しい高根トンネルも開通して所要時間も短縮されています。日和田高原から2~3km長峰峠を超えて行けばもう長野県の開田高原になります。 …