紀州漆器の里 黒江の町並み
紀州漆器の里 黒江の町並み
紀州漆器(黒江塗)は和歌山県海南市の北西部、黒江地区を中心に生産されています。
紀州漆器は、室町時代に紀州木地師によって、渋地椀が作られたのが始まりだと言われています。
シンプルで丈夫、気軽に使え実用的で、江戸時代から庶民の日用品として親しまれて来ました。
黒江は日本の漆器、四大産地(会津漆器、越前漆器、山中漆器)の一つとして400年以上の歴史がある地域なのです。
紀州漆器は、朱塗りの表面から下地の黒が浮き出た文様が特徴で、この文様は根来塗りが起源となっています。
根来塗りは、和歌山県岩出市にある根来寺で僧侶たちが、寺用の膳や椀などの什器を自ら作ったもので、それも紀州漆器の起源の一つと言われています。
紀州漆器伝統産業会館(うるわし館)は江戸時代の塗師町家を改修した古民家で、平成27年9月にリニューアルオープンしました。
館内では、漆器製品の展示、販売や漆塗りの体験が出来る店もあり、カフェでは漆器の器での食事やスイーツを提供しています。
毎年11月には、紀州漆器祭が行われています。
黒江の古い町並みが見たくて歩いて見ました。
黒江の町並みは建物がノコギリの刃のように並んでいるのが特徴で一部ですが現在もその町並みが残されています。
箸を買ったり、黒牛茶屋の利き酒コーナーで利き酒を楽しんだり、心ゆくまで黒江の町を散策しました。
関連記事
山口県 萩市 萩城下町の情緒ある町並み
山口県萩市萩市は現在は合併して広いが、旧萩市は狭い町だった。しかし、旧萩市内では、吉田松陰、高杉晋作、木戸孝允(桂小五郎)等々「維新の志士」と呼ばれた、明治維新に活躍した歴史上の人物を数多く生み出しています。萩城下町、明倫小学校校舎等、古い町並みが残っています。何年か前の正月、広島県から山口県に旅行しました。 …
東海道47番目の宿場町、関宿で写真撮影
関宿は、江戸時代の東海道47番目の宿場町。三重県亀山市関町にある重要伝統的建造物群保存地区です。 私は古い町並みを見るのが好きで、何ヶ所か行っているのですが、ここ関宿は以前から行ってみたいと思っていた所です。その一番の理 […]
清流と名水の城下町、そして郡上おどりのふるさと 郡上八幡
清流と名水の城下町、そして郡上おどりのふるさと 郡上八幡郡上八幡はさほど通ってはいないが、せせらぎ街道は良く走るので郡上八幡は通ることが多い。初めて郡上八幡に来た時は、郡上八幡城に上ったり、郡上踊りを見に来たこともあった。その時初めて雪代という状況の中で釣りをした。 …
飛騨古川
はじめて飛騨古川に行ったのは偶然に古川祭りの日。高山に行ってその途中に飛騨古川に足を運んだ。その時は露店などもあり人も多く賑やかだった。人が多くて散策せずに高山に戻った。その時の感じでは古川は高山とはまた違う風情のある町なのでゆっくり散策して写真も撮りたいと思っていた。整備されて造られた感もあるが、 …
早朝が撮影のチャンス! 飛騨高山の古い町並み
2019年5月 飛騨高山、御嶽山周辺、二泊三日の二日目。夜に出発して明け方到着の予定。今回の道程は東海北陸自動車道の郡上八幡で降りて国道256号線和良町方面へ進み、濃飛横断自動車道を走って国道41号線で下呂を通って飛騨小坂から鈴蘭高原へ行きまずは野鳥撮影の予定だった。しかし出かける時点で朝方上がる予報の雨が降っていた。 …
岐阜県美濃市 うだつの上がる町並みと名鉄美濃駅舎跡で写真撮影
岐阜県美濃市のうだつの上がる町並みと名鉄美濃駅舎跡です。 名鉄美濃駅舎跡(旧名鉄美濃駅) うだつの上がる町並みにもう到着するかなというところでレトロな電車が並んでいるところがあり、まずここで写真撮影。私は撮り鉄ではないで […]
木曽路の宿場町、中山道六十九次37番目、福島宿
中山道六十九次37番目 木曽路 福島宿木曽福島は木曽谷の中心地として古くから栄えてきた町で関所があった宿場町。木曽福島の老舗旅館”おん宿 蔦屋(つたや)”は「木曾路はすべて山の中である」の書き出しで知られる島崎藤村の「夜明け前」にも出てくる。現在も関所跡が残り、町中を散策できる。木曽福島のお勧めは何と言っても蕎麦。 ..
木曽路の宿場町、中山道 須原宿
中山道六十九次39番目 木曽路 須原宿須原宿は長野県木曽郡大桑村。宿場の延長は4町35間(450メートルぐらい)。問屋二軒・本陣一軒・脇本陣一軒・旅籠三十五軒で当時としては平均的な宿場らしい。旅籠35軒って結構あるもんです。現在は妻籠や奈良井のような宿場町の雰囲気は殆どありません。脇本陣跡が西尾酒造という造り酒屋さん。 ..
山中渓の町並みと桜風景
紀州漆器の里 黒江の町並み紀州漆器(黒江塗)は和歌山県海南市の北西部、黒江地区を中心に生産されています。紀州漆器は、室町時代に紀州木地師によって、渋地椀が作られたのが始まりだと言われています。シンプルで丈夫、気軽に使え実用的で、江戸時代から庶民の日用品として親しまれて来ました。黒江は日本の漆器、四大産地(会津漆器、 …
和歌山県湯浅町の古い町並み
醬油の発祥の地、和歌山県湯浅町の古い町並み醬油の発祥の地して有名な和歌山県湯浅町の一角に「湯浅伝統的建造物群保存地区」があります。写真愛好家の撮影スポットになると思いますので紹介します。湯浅の醬油は鎌倉時代に紀州由良の興国寺の僧、覚心が中国から径山寺味噌の製法を持ち帰り金山寺味噌が出来た。 …












