木曽路の宿場町、中山道六十九次34番目、奈良井宿でタイムスリップ
木曽路 中山道の丁度真ん中の宿場町
長野県塩尻市の「奈良井宿(ならいじゅく)」は、江戸時代に整備された中山道六十九次のうち、江戸から数えて34番目の宿場町です。木曽路最大の宿場と呼ばれ、今もなお往時の風情を色濃く残し,造られた感の少ない宿場町です。
ただし、国道から宿場町にかかっている「木曽の大橋」は造られた感満載です。
木曽11宿の中では最も標高が高く、藪原との間に難所の鳥居峠(現在鳥居トンネル)がありました。
木曽11宿と言いましても奈良井宿は福島宿などの太平洋に流れる木曽川沿いとは違い、下流で梓川と合流して(最終的に信濃川)日本海に流れる奈良井川沿いの宿場になります。太平洋側と日本海側の境目になるので標高が高いのですね。
奈良井は妻籠とはまた違う雰囲気がありますが、造られた感の少ない、よく保存された町並みだと思います。また、妻籠とは違い道幅が広いく、木枯し紋次郎でも現れそうな雰囲気が残っています。
AIに聞いた奈良井宿の見どころ
1. 千本格子の家並み
約1kmにわたって続く木造建築の家並みは壮観で、どこを切り取っても絵になる風景。昔ながらの格子戸や土壁、軒先の看板が旅情を誘います。
2. 鎮神社(しずめじんじゃ)
宿場の守り神とされ、杉木立の中に佇む静かな神社。緑に囲まれた鳥居と石段は、写真映えするスポットでもあります。
3. 木曽の大橋
奈良井川に架かる太鼓橋は、全て木造で釘を使わずに造られた職人技の結晶。水面に映る橋と山の風景は、季節ごとの表情を見せてくれます。
4. 鍵の手(町の曲がり角)
道が鍵型に曲がっており、火事の延焼を防ぐ工夫がなされています。視界が開けるその瞬間、目の前に広がる家並みはまさに絶景。
5. 奈良井宿資料館
旧高札場近くにあり、宿場町の歴史や旅人の暮らし、道中道具などが展示されています。町の背景を深く知りたい方におすすめ。













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